藍海松茶色(あいみるちゃいろ) [日記]
藍海松茶色(あいみるちゃいろ)
おはようモーニング!
●日本の伝統色
今日の日本の伝統色は藍海松茶色(あいみるちゃいろ)です。
藍海松茶いろ(あいみるちゃいろ)とは、濃く黒ずんで藍みを帯びた茶色のことです。
海松と茶という二つの流行色名を色名ですが、『愚雑俎(ぐざつそ)』に「今あいみる茶といふものは、素みる茶に藍をかけし色なれば」と書かれています。
元文(一七三六〜四一)の頃、男子の小袖に、また宝暦(一七五一〜六四)の頃には麻裃にこの色が流行したと伝えられています。
※海松(みる)
ミルはミル科に属する緑藻類の一種で、日本では北海道から南西諸島に分布し、潮間帯下部から潮下帯の岩や小石の上に生育します。
手触りはスポンジの様に柔らかく、うどんほどの太さの枝が規則正しく枝分かれして、高さは40cmほどになります。全体の形はマツの木のように末広がりになっており、松の葉によく似ているので海松の漢字を当てたと言われています。
※小袖とはその名の通り、袖口を小さく縫いつめて小型の袖にした着物のことです。 その形状は江戸時代を通して変わることはありませんでした。 しかし、模様や色は時代によって、また人々の階級によって違いがありました。 特に小袖のデザインに大きな変化が見られるようになったのは江戸時代中期のことです。
※あさ‐がみしも【麻上下】 の解説
麻布で作った単 (ひとえ) の裃 (かみしも) 。 江戸時代の武士の、出仕用の通常の礼装。
●2月28日今日は何の日
・ビスケットの日
西洋では戦時に兵糧の保存食として利用されていたパン・ビスケットの製法を学ぶため、当時長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵(しばた ほうあん)が、安政2年2月28日、同藩の役人宛にパン・ビスケットの製法を書いたパン・ビスコイト製法書を送付。
新暦1855年4月14日これがビスケットの製法を記した日本初の文書とされていることにちなんで、全国ビスケット協会が記念日に制定しております。
ちなみに、ビスケットはフランス語でbis:二回、cuit:焼くを組み合わせた造語とされ、記念日制定にはに(2)どや(8)く【二度焼く】の語呂合わせにも掛けているそう。
・織部の日
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